2010年 03月 31日
なんていうか、なんとなく |
お風呂で文庫本を読んでいて、また湯船にしおりを落とす。
いつもそう。
お風呂にしおりを落としたときは、濡れたしおりを窓や壁にぺたんと貼っつけておいて、翌日ひっぺがすと乾いているという寸法にする。毎回。
毎回、同じ情景を思い出す。小さな頃、濡れたお札はこうやって乾かすのだと、「窓にぺたん」を教わったときの、ちょっとだけいけないことをしている感じの気持ち。
きっとまた同じ失敗をして、同じ方法で乾かして、同じ情景を思い出す。
こんなことが起こったら、あれをこうやって、あんなふうな気持ちになる。
あんなことが起こったときには、こんなふうにして、こんなふうなことを思い出す。
そういうそれぞれを繰り返す時々に、生活、と思う。
ひとつ失敗して、ひとつ知恵を引っ張り出してくる。紐づいてひとつ何かを思う。
ひとつが持ち上がったら、ひとつ対処をする。ひとつ思う。
ひとつに対してひとつずつ。
それが生活。そういう過ごし方をしているときに、これって生活だなあ、と思う。
なんていうか、なんとなく、日々な感じ。
うん、うまく言えないけど、日々な感じ。
by amadatasuku
| 2010-03-31 23:59