
買ってきた本をほくほくと読み始めたはずなのに、
眠気というのはそういうほくほくのことをよく知らないようで、
あーとか思ったのをさいごに、次のときには、もうちょっと寝たいなあとか思ってた。
雪が降る夢をみた。
初雪なのに、窓の外はうっすらではなくしっかりとした雪景色だった。
目の前に堆積した雪。その重たさを想像すると冷たさを忘れる。冷たさを想像すると、重たさを忘れる。
冷たい雪は軽い。
夢から覚めたとき、ひろげた本を伏せて、自分の胸元にまるでかけぶとんみたいにかけていた。
ソファで寝るのは寒かったからだろう。
からだろうけれど寒かったのは、本なんかをかけぶとんにしていたせいだ。