なにを思おうか

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昼。時間があく。
返さなきゃならないメールや、こまごました用事があるけども、
そのちょっとしたやる気を出すのが面倒で、ぼおっとすることにする。

なにを思おうか。

まず目の前にまっ白くて広い空間があるとして。
視界の左の隅っこに、湯気のたちのぼるキッチンを。
反対側の右の隅っこに、食器の並んだテーブルを。
キッチンから出発して、遠いテーブルまで、
「ちびっこがスープをこぼさないように運ぶところ」を想像して過ごす。

集中している目つき、それに相反しておぼつかない手元やひじ。独特なすり足。
なぜ口がとがるのか。
空想の視界の端から一歩ずつ、ちびっこ、ゆっくりゆっくり進む。
でもそうかあ、そんなにか。思ったよりもゆっくりだったな。
うんうん、いいよ、時間はあるし。
ちびっこ、ときどきスープから視線を上げて、目的地までの距離を目で測る。
こぼさないように。ゆれないように。

頬杖で、こちらもじっくり待つことにする。


 
by amadatasuku | 2017-02-01 03:28

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