2012年 02月 03日
節分に思ったこと<1>と<2> |
<1>
「なるほどですね」といったような、”ですます”を無理矢理くっつけた言葉使いが定着しつつありますが、
それが通用するならば、いくつか、提案したいことがあります。
節分ですね。
「鬼は外!福は内!」と豆を撒きますね。
そこでね、鬼は年上である可能性が高いよなあ、と。
なんかこわいし、目上っぽい。
はたまた、家庭内行事として行なうならば、お父さんが鬼役になることも多いでしょう。
じゃあ、
「鬼は外ですね!」
となってくるのではないかと。
福の場合はどうでしょう。
これはもう完全に目上ですね。地元の後輩が福でさあ、というようなことは考えにくいです。
ですからこの場合は当然、
「福は内ですね!」
となりますね。
や、「なるほどですね!」が本当に今後定着するならですよ。
===================================================
<2>
節分ですね。
「鬼は外!福は内!」と豆を撒きますね。
そこでね、我々は気付かないうちにすごい失礼なことをしているんじゃないかなということが、ひとつありますのでお伝えしてみようかなあと。
「鬼は外!」つまり鬼は外へ行け、と。
「福は内!」つまり福はこちらへ来てほしい、と。
鬼は、やなやつですから、なんとでも言えばいいのです。言葉遣いなんて気にすることはありません。なんなら失礼なことをもっとして、嫌われたいくらいです。
しかし福はどうでしょう。
こちらへやって来ようか来まいか、という福を呼びつけて、
「福は内!」はちょっと。ずいぶん偉そうじゃないですか。
それは願いではなく、もはや指示です。
例えば、玄関先にやってきたお客さん(手には、おいしいと噂のケーキ屋さんの箱)に、
「客は内!」と言うでしょうか。
はたしてそれで、おいしいケーキは食べられるでしょうか。
豆を撒くならば、
「鬼は外!福はどうぞこちらへお越しください(手もみ可)」
が正しい姿勢なのではないでしょうか。
知らず知らずのうちに失礼な言動をとっている、ということはあるものです。
気をつけたいものですね。
by amadatasuku
| 2012-02-03 18:05